Lisa B の臨死体験
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体験の説明:

その日、私は獣医として、馬の治療にあたっていました。突然、馬は前足を上げ後ろ足で立つと、身を守ろうとする私の頭部、顔面、腕を、馬の前足の蹄が直撃したのでした。その結果、顔面数カ所の骨折、網膜剥離、腕のとう骨を折る大怪我を負いました。意識を失っていた時間は短かったはずですが、この間の体験は、物理的次元で起こる「時間」よりも長く感じられました。

気が付いた私が目にしたのは、いつのまにか自分の肉体を上から見下ろしている場面でした。それは、自分の身体からは見えるはずのない光景でした。まるでカメラが上に引き上げられた時のような広い視野で、その光景を見つめていました。私の両脇におそらく1人ずつ(3人だったかもしれません)の「存在」がいることを感じたのでした。存在達はテレパシーを使って、言葉もほとんど時間も使わず、彼らの思考を直接私の意識へと送り込み、コミュニケーションしてきたのでした。 この時の私は、通常の「物理法則」や「体験を脳が理解するプロセス」とは、何らかの形で切り離されていると直感しました。私が体験したライフレビューでは、人生の出来事を事細かく振り返りながら視覚的にその場面を映画のように見たのではなく、私の人生におけるたくさんの重要な出来事を心で理解させられたのです。それは、楽しい思い出も、悲しい思い出もありました。 そうした出来事のすべてに対して、私がどのように感じて、どのような行動を起こしたかが大事なのでした。ライフレビュー中の私は、恐怖心をほとんど感じませんでした。 この恐怖心のせいで、私たちは人生で誤った選択をしているのだと、その時にやっと分かりました。 恐れることは何もないのです。

私は私自身に、今まで想像もしなかったような愛着を感じました。 そのような愛が存在することすら、それまでの私は知りませんでした。 心の底から溢れ出す共感と優しさとで、自分らしく精一杯生きると決意できました。私にはなすべき使命があり、その使命を見せてもらったおかげで、自分がいかに必要とされる存在であるかを理解することができたのでした。肉体の痛みは感じませんでした。その時の私は肉体を持っていたのか、ガイド達はどうだったのか、よくわかりません。そんなことはどうでもよいことに思えました。私はどんな情報にもアクセスでき、すべてを完全に理解することができたのです。ですが、私がアクセスできたのは、私の使命にとって重要なことに限られていました。(今では思い出すことはできませんが)私は自分の未来を垣間見たのです。怪我からの回復がどれほど困難なものになろうとも、それを乗り越え、私がやるべきことを全うすること以上に大切なことはないのだと分かったのでした。

誰かに拒絶されたり、自分の言動により嫌われたり、(本来は自分しか自分をコントロールできないのに)他人のコントロールを許してしまうといったことに対する恐怖心がなくなったときに初めて、この使命を果たすことができます。そうすれば、複雑な問題を引き起こすことも、妥協せずとも、純粋な愛を持って行動できるようになるのです。精神が肉体に戻るやいなや、耐えがたい痛みを感じました。また、ガイド達は、必要なときにはいつも側にいてくれていることも知りました。彼らは私たちを真の目的達成のために導いてくれる存在なのです。

概要:

性別: 女性

臨時体験をした日付: 1988

体験する前または直後に、生死にかかわる出来事がありましたか? 頭部や身体に外傷を負った。

臨時体験の詳細:

ご自身の臨時体験をどのように感じましたか? ポジティブな体験

臨時体験に影響を与えた可能性があると思われる薬(医療用医薬品、一般用医薬品、薬物を含む)を服用していましたか? いいえ

夢の中にいるように感じましたか? 全くなし。

身体から離れていると感じましたか? いいえ よくよく考えると、いつもと違っていたように思います。しかし特に気にも留めることはありませんでした。なぜなら、その体験は当たり前のように起こり、とても初めてとは思えないほど自分にとって自然なことに思われたからです。

体験中、どの時点で意識状態・覚醒度が最高レベルに達しましたか? 身体レベルでは無意識でしたが、今までやあれ以来あの時ほど意識・覚醒の高まりを感じたことはありません。例えるなら、まるで窓ガラスの汚れにさえ気づいていなかったのに、きれいにした途端、その違いを実感したかのようでした。

時間が過ぎるのは速かったですか?遅かったですか? 短時間であれほどの情報を私の肉体が処理することは不可能です。「意識が広がる」のを感じはしましたが、うまく言葉で説明することはできません。

臨時体験する直前の聴覚状態と、最中の聴覚状態を比較してください。 はい

超自然的能力のように、あらゆる場所で何が起きているか気付くことはできましたか? 建物の構造を目にしました。それは建造物を下から見ないと分からないことでした。後日、そこを訪れて、自分が見た光景は本当であったと確認しました。

トンネルを通過しましたか? はい

亡くなった方との再会、または存在に気づきましたか? 存在達が私の両隣に座りました。彼らとは旧知の仲で、深い絆があるのだと感じました。大切なことを理解し、人を愛し、自身の存在意義や使命を大切にするなど、私に求められているのは、純粋な愛に基づいて行動し、使命を果たす妨げを恐怖心にさせないことです。

奇妙な光を見ましたか? はい

地球とは何か違う別の世界に行ったように感じましたか? 地球ではない神秘的な世界

体験中、どのような感情を抱きましたか? 純粋な愛。共感。

突然全てを理解したと感じましたか? 恐怖心について。我々一人一人の使命は、他人の使命と同じように大切なものであることを理解しました。「どうでもよい、取るに足らない」人生などないこと。私たちは皆つながり一つなのだと。それはまるで、劇の中で小さな役を演じるようだと。主役ほど目立たなくとも、劇全体にとって、すべての役者が決められた役柄を演じることは、主役と同じように重要なことを理解しました。

過去の出来事が蘇りましたか? 所謂、人生を走馬灯のように目にするライフレビューではありませんでしたが、楽しい思い出も、悲しい思い出も含まれた感情を体験するレビューでした。我々が犯す間違いの根底にはどれほどの恐怖心が根付いているのかを理解できました。そのおかげで、恐怖心が自分のなかに再び沸き起ころうとすると、以前よりも上手にそれを認識できるようになりました。たとえ、自分に問題が降りかかるとしても、時には難しい決断を下すことで自分らしく、誠実さと愛に基づいて行動できるよう「自己内省」を行っています。

未来の出来事を見ましたか? 具体的なことは思い出せませんが、例えば、特定の人に会った時など、その日の出来事は、私が垣間見た未来の一部なのではないかと感じることがあります。

行きましたか?それとも物理的なものによって制限されましたか? はい

神・スピリチュアリティ・宗教:

験をする以前のあなたの宗教はなんですか? 無宗教

今のあなたの宗教はなんですか? 無宗教

体験を通して、信念や価値観は変わりましたか? ワンネス、その場その時限りの刹那的なものではなく、ずっと大きな使命感。スピリチュアルな存在を自己内に感じること。つまり、スピリチュアルな存在が人間という経験をする使命を背負っていると感じます。

宗教の内容を含まない地球上の生活:

臨時体験で過ごした時間は自身に以下のような印象を与えました: ほぼ同じ

体験後、あなたの人生はどのように変化しましたか? 動物向けの医療制度変革を目指し、NPO法人を立ち上げました。重圧は感じますが、逃げることはできません。他人からの承認欲求は不要です。ただ、使命感に満ちた人生を誠実に歩むために努力するだけです。

体験をしてから人間関係に変化は起こりましたか? 周りの人に注意を払うようになりました。できる時にはいつでもよい行いをするよう心がけています。見知らぬ人に「素敵なお洋服ですね」などと声をかけるなど、たわいのないことであってもです。今の私は人間同士の繋がりの意味をより理解できまする。誰もが使命を持ち、皆、その使命を果たそうと一生懸命なのですから、他人が私を傷つけるような行動をとったとしても、許すのは簡単です。彼らは本当の愛を知らないため、恐怖心から人を傷つけるような行動をしているにすぎないのです。

臨時体験後について:

体験は言葉に表すことが難しかったですか? 体験のすべてを咀嚼するのは難しいことでした。自ら体験しない限り、他人は理解できないものです。

体験後、以前持っていなかった超能力・超自然的な力、またはその他能力を授かりましたか? 患者に触れたり、人と接する際、手に微量の電気が流れるような感覚があります。また、人に危害を加えるような「恐怖心に満ちた人」と「愛に満ちた善人」とを見分けることができます。予知能力もありますが、予感の範疇であり、具体的な出来事の詳細までは分かりません。

体験中、一度または何度かあなたにとって意味があり重要な経験をしましたか? この体験が「警鐘」となり心が覚醒し、自らの存在意義を理解することができました。そして、心の平穏を得ました。

今までその経験談を誰かに話しましたか? とても慎重に相手を選んで話をしています。私の家族は誰もこのことを知りません。こうした話を聞く準備ができていそうなごく僅かな人たちだけに話すようにしています。話を聞いた後、彼らは人生のちょっとした出来事や、愛する人を亡くしたこと、苦労について、それまでと違った見方をするようになったと言っています。

生活をしている中で、体験時に経験した出来事が再び起きたことはありますか? はい

あなたの臨時体験について、何か他に伝えたいことはありますか? いいえ